東海村 ひろこピアノ教室のブログ

全体をみて育てること

この教室で大切にしていることのひとつ。常に全体をみる例えば、新しい教材を渡すときにも、その本が全体の(長く続ける、上達していくこと)なかでどんな役割をするか、どうつながるかというのはすごくすごく考えます。その答えは、その生徒さんの特性によって違うのでコレが終わったら次はコレ、と自動的に出て来るものでもありません。ですから生徒さんが、教本以外の曲をやりたいと言ってきたときも、なるべく希望に沿うように...

最初が肝心・・どこへ向かっていますか?

ピアノ教室を探すとき、とても大切なこと。どうしてピアノを習いたい、習わせたいと思っていますか?ピアノを習ったらどんな良いことがあると思いますか?ピアノを習ってどうなりたい、又はなって欲しいと思いますか?その答えによって、マッチするお教室が違うと私は考えています。始める動機として、何か1曲が弾けたら良いと思います・・という声をよくききます。それから、学校などの行事でピアノ伴奏ができるようになって欲し...

弾きたい曲を弾く、弾けるようになる

弾きたい曲ってどんな曲?保護者面談のときにも、そんな話題がたくさん出てきました。リクエストもたくさんいただきました。幼児の生徒さんだと、童謡とか幼稚園で歌う曲に人気があります。小学生になると、同じように学校で歌う曲に、さらに「今、流行っている曲」が弾きたくなるんですね。アナ雪のあの曲とか、ジャニーズの曲とか。その気持ち、すっごく分かります。私が小学生だったらやっぱりそう思ってたと思うから!ただ・・...

なぜそうなの?を知ること

ピアノを弾くにはさまざまなお約束ごとがあります。「姿勢」もそのなかのひとつ。足はブラブラしないように、とか背中は背もたれにだらーんともたれないようにとかいろいろあるわけですが、ちょっと油断すると「普段の姿勢」がでてしまうもの。レッスンで注意されることは、たいてい、お家でもお食事の時などにも注意されることのようです。それでも、レッスンを積み重ねていくうちにいつのまにか注意されなくなっていくのですが・...

子どもに合ったサポート

毎回のレッスンを記録している「カルテ」のようなノートがあります。全てのレッスンが終わった後に、全員分を書いて振り返りをするのですが、そのときにああ、この生徒さんには、この方法を伝えれば良かった!と、気付くこともあるのです。先週も、ある生徒さんがどうしてもうまく弾けない、つまり指が回らないところがあって、練習方法を一緒に実験し、伝えたもののもっと良い方法があったのでは・・と、思いながらカルテを書いて...

教科書の音読と楽譜を読むことの関係

今日の記事は、「入門レベルで身につけておきたいこと」についてです。先日、楽譜は読めるようになりますよ、という記事を書きました。「楽譜が読めるってことは強みになる」ただ、「読める」と言ってもいろいろなレベルがあるのですが、ここで最低限「読める」としたいのは、こんなレベルです。たとえば文章を読むときり・・・・ん・・・・ご・・・・が・・・・す・・・・き・・・・このように一文字ずつ区切って読んでいると、意...

レッスンノートを作りました

オリジナルで「レッスンノート」を作りました。宿題や連絡事項を書くノートは市販のものもたくさんありますね。それなのになぜ、オリジナルで作ったか・・それは、やっぱり「シンプル」に自分の教室にとって必要なことだけ盛り込みたかったからです。内容は以下の通り。①レッスン室に入って、ピアノの前に座るまでにやることリスト②練習する曲一覧(書き込み式)③初めての曲の練習順番(いつも確認している「じゅんび」のこと)④楽...

良い練習をすれば練習時間は短くなる

レッスンで生徒さんたちによく驚かれるのは演奏をひととおり聴いた段階で今週はこんな練習してきたでしょう?と、生徒さんのお家での練習態度、内容を言い当てることです。ある生徒さんは先生には見えるのかも。こわいって、お家で言ってたそうで・・。見えるわけではないのですが、分かっちゃいます、音を聴けば。さて、今日は練習の内容のお話を。できないところを集中して弾く「部分練習」は目的をもってやれば意味がありますが...

新しい楽譜は嬉しいけれど・・慣れるためのひと工夫

新しい楽譜に入るのって、ウキウキしますね。そのウキウキもつかの間、実際にひとりで練習してみると譜読みが急に大変になったような気がする生徒さんも多いです。そこで、ちょっと慣れるまでの工夫として、拡大コピーしたもので練習することを提案することがあります。同じ曲で見比べてみましょう。(これは、拡大コピーではなく、エディションの違いです)上の方が若干小さい音符です。音符の大きさによって、印象が違いませんか...

解決法を自分で見つけること

例えば、「チューリップ」とか「ちょうちょ」とかそんな簡単で単純(に見える)メロディーにもとっても美しい演奏とちょっと残念な演奏があります。間違わずに、指がまわってれば美しくなるわけじゃないんですよね。シンプルな曲も美しく。音の数が少ない初心者の曲も美しく。そういうことをすっっっごく大事にしています。シンプルなメロディーをとても雑に弾いたAちゃんのレッスンでのこと。私がAちゃんのマネして弾くね。先生、...